顧問業務

労務顧問は、日常的に生じる人事労務に関するトラブルなどのご相談に対するアドバイス業務です。イメージが湧かないというお声を多くいただくので一つの事例をご紹介します。

ある従業員さんが急に休みがちになってしまい、会社からの電話には一切出ず、メールにはたまに反応がある状況というご相談です。緊急連絡先であるご両親を経由して、まずは無事であることが確認できましたが、話によると、仕事に行くのが急につらくなってしまったとのこと。このまま解雇になっても良いと思っていたようですが、ご本人の状況を考慮して休職を発令しました。 後々わかったことですが、欠勤の本当の理由は、上司からの指導のあたりが強かったことでした。上司の指導自体はパワハラとは言い難いものの、組織風土としてもハラスメント防止の意識が薄いことが見受けられたため、全社員に向けたハラスメント研修を提案し実施しました。どういう言動がハラスメントになり得るのか、リアルな実例を踏まえた研修にしたところ、大変喜んでいただけました。

人に関わる労務管理の問題は、一つの出来事が様々なことに関連していることが多いです。益々複雑化していく労働環境を少しでも良くできるよう、お客様のお話にしっかりと傾聴し、最適な解決案をご提案できるよう研鑽を積む日々です。

T社様（不動産業）